って、ありますよね。
どうもみなさん対極です。
いや、なにね。なんということもない話なのです。
「あの人ってすげー噂話すきって噂じゃん? あたしそういうひとって信用できないんだよねー」みたいな、他者を否定すると同時に自己否定もしてしまうようなエコ精神を発揮してる方っておるじゃないですか。
その中でも究極にブーメランしてるなーと思った話がつい最近ありまして。
「あんた馬鹿なんじゃないの!?」
って。
言うんですよ。ええよくある話なんですが。
母親が、時分の子供に。
っていうところがミソでして。
なんていうかまあ。
それ、遺伝子的にも教育的にも「私馬鹿でございます」って言ってるのと同じことやぞーーー!!
人間は生まれながらの才能か、生まれてからの努力かという話が世の中にはありますが、最近では「その両方が重要なのである」という考え方が主流になってきているようです。
つまり、天才的な脳みそをもっていても教育が悪ければ大成せず、その逆もまたしかりということですね。
生まれながらの脳の構造というもの確かにあり、それによって得意不得意が生まれてくるのは仕方がない。
けれども教育、すなわち学ぶ事によって、ある程度の苦手は克服できる。
そしてこの「脳の構造」と「教育」ですが、幼少期においてはそのどちらも「親による影響」なんですよね。
それだというのに、血のつながった自分の子供を「馬鹿だ」と言ってしまっては、完全なる自己否定でブーメランにほかならない。子供を罵るよりも自分自身をかえりみるべきですよお母さん!!時分の子が馬鹿だと思うならあなたが馬鹿なんですよ! 気を付けて!!
「私の夫が馬鹿だから子供がバカになったんだ」とか「妻が馬鹿だから子供がバカに」とかいう方ももちろんおるでしょうが、その馬鹿を伴侶に選んだ時点で五十歩百歩だと私は思うし、何より伴侶を平気で馬鹿だなんだと罵れる人間ができた人間だとは思いたくないですなあ。
というか「遺伝子の半分は自分である」ということを考慮できない人が本当に賢いといえますか。
「いいところは自分の遺伝子。悪い所は伴侶の遺伝子」という考え方しかできない人間は、極めて自己愛が強い事が予想できるので、あまりよい教育・遺伝子を子供に与えられたとは思いにくい。
というわけで、子供をバカにするのは子供のためにも自分のためにもよくないですよ。って思った。本当に。
「行動」を叱るのであって、「人間」を否定してはいけないというのは、人間関係を良好に保つ上でもとても大切なことです。それを、親は子供に教えなくてはいけないのではないか。
子供が成長して、外部からの影響を受け始め、周囲と自分の親を比較し、検討し、結果「私の親は尊敬するに値しない」と思われるような事がないように、親と言うものは常に努めなければならんのだろうなと思います。
まあ親も人間で完璧超人にはなれませんので、あるていどではあるのでしょうが。
「お父さんのそういうところ、よくないと思うよ」という子の発言に「わかっているがもうなおらん。おまえはこういうところ真似するなよ」と堂々と言いあえるような関係がいいなと私は思う。
なんだか対極らしからぬ真面目な話をしてしまいましたな。
そう上手くはいかないでしょうとも。けど理想を語るだけなら、誰にも迷惑かからんがな。
私の両親ですか?
愛すべきクソババアとクソオヤジですよ!!!
どうしようもない部分もあるけれど、感謝もしているし愛してもいる。
つまりは普通の人間なのです。
それではみなさん対極でした。