忍者ブログ
管理人の頭の中身を公共に配信する盛大なチラシの裏。 落ち込んだりもするけど私は元気です。
* admin *
[5]  [4]  [3]  [2]  [137]  [136]  [133]  [135]  [134]  [132]  [131
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

見ました。DVD。

言わずとしれたロシア文学、トルストイの愛憎劇ですね。
美貌のアンナがさえないアレクセイと平凡な結婚生活を おくるなか、美貌のアレクセイ君とひかれあって浮気して破滅して行くはなし。一方天使のキティちゃん(本だとキチィなんですが、映画字幕だとキティになっ てた)は田舎の領地でいまいち系の貴族と結婚して平凡ながらもしあわせですっていう。
結婚と浮気と愛って感じのお話なんですけれどもね。上中下巻にわかれている上、一ページにびっっっしり文字がつまっておりまして、数ページ読み進めるのにもえらい時間がかかる入魂の一作。

そんなアンナ・カレーニナが映画になってる! 中学生のころに投げ出したあの文学を今こそ映画で見て楽しむとき! とばかりに借りてきたんですが……

いやーびっくりしましたね。演出に凄くびっくりしましたね。
映画で舞台を見ている感じで、場面の転換が芸術的にすばらしいんです。
背景パネルをひとが横から運んできて、設置するとともにパネルのドアから登場人物が飛び込んできたり、華やかなパーティー会場の階段を上ると雑然とした舞台裏に続いていて、そのまま進むとスラム街の小汚い部屋にたどりつく。
すべてが一本につながっていて、頭がくらくらする。
ミュージカルでもないのに人々はリズミカルに動き、BGMに合わせて実に気持ちよく動く。
目を見張るような映画でした。これは間違いなくエンターテイメントだった。
ともすれば陰鬱で暗くなってしまう物語を、品位を落さずにコミカルとさえ思えるような作品に仕立てるその手腕たるや! どうなってるんだ演出家の頭は! それか監督の脳みそがおかしいのか! 

アンナがアレクセイとダンスをするシーンがある。
アレクセイはキティの恋人だ。
アレクセイに誘われ、アンナは「キティのためよ」と言ってアレクセイト踊り出す。
キティはそれを見ている。キティの相手が何度も変わる間も、アレクセイとアンナは踊り続ける。
そのキティの表情! 

是非見ていただきたい一品でした。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧可     
BACK HOME NEXT
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
拍手レス(サイトと共通
カテゴリー
プロフィール
HN:
Sの対極
性別:
非公開
忍者ブログ // [PR]

template ゆきぱんだ  //  Copyright: 攻めの一手 All Rights Reserved